沖縄・東京・そしてニューヨーク

クリスマスの夜で、映画館は空いているのかと思いきや、満席。
見たところ、サウスアメリカ系の移民の人達が多かった模様。
まあ、私達も外国人なんでね、家族がいない人は同じ様に
クリスマスの夜、する事がないんですね。

さて、その映画館ですが、満席な事もあって、やたらとざわざわしています。
アメリカって、映画館にくると必ずポップコーンを食べなければいけないという
カルチャーがあるようで、やたら皆さんものを食べてます。
自分が食べてない時って、実は、人がものを食べてる音が気になるもんです。

で、映画が始まったんですけど、後ろから、
ピッ、ピッ、ピピッ。

携帯電話でメールしてるよ！
信じらんない！　気になるんで、後ろを向いて、静かにしてねとお願い。
お兄さん、ガン飛ばしてきます。あんたが悪いんじゃんねー。

しばらくすると、赤ちゃんがオギャー！
って、なんで映画館に赤ちゃんがいるの？　夜の９時から始まるから、３時間上映で
終わるのは夜中の12時だよ。これって幼児虐待？！
と、びっくりしてたら、なんと通路向かいのおじさんが抗議を始めた模様。
そーだ、おやじ、言ってやれ！
な、なんと、おばちゃん、赤ちゃんを抱いたまま、逆切れしております。
何やら言い合っております。だんだんエキサイトするおやじ。怒鳴りまくってます。
横から野次馬も口を出してきます。収拾がつきません。

いい加減にしてくれよ。『キング・コング』見たいんですけど。

騒ぎが２、３分で収まった頃、映画館の係のお姉さんがやって来て、
怒鳴りまくってたおやじ、退場となりました。
まー、声でかかったからね、しょうがないね。
えっ？　赤ちゃんを連れたおばさんは連れてかないの？　赤ちゃん、泣いてるよ、ほら。
くう、どうせなら、赤ちゃんを連れてって欲しかったよ。

そのあとも、携帯男の連れの女のでっかいイヤリングがチャラチャラ音を立てて
すごく気になるし、その隣の女なんか、映画の中で誰かが死ぬたびに、
くすくす笑うんだよ。頭おかしいんじゃないの？　（もしかして、お薬系？）
いずれにせよ、気が狂いそうになるほど、うるさい映画館でした。

しまいには、クライマックスで前列のおやじが大あくび。やめてくれよ、もう。
そのおやじ、映画が終わった直後、「つまんねー映画だったな。時間のむだだ。」
とのたまわる。
だったら、さっさと帰れよ！
後ろから、蹴りを入れてやろうかと思いましたが、友達に押さえられ、
なんとか無事に映画館をでました。

は、ところで、『キング・コング』は、なかなか良かったけど、
１００点満点中、８０点くらい。マイナス１０点は、不必要に長すぎるって言う点と、
あとマイナス１０点はストーリーがなんでもありすぎて、まとまりがない感じがする。
インディージョーンズと、エイリアンと、ジュラシックパークを足して、
最後にキングコングを付け加えた感じ。足しまくって、割ってない感じです。
４等分に割ってくれたら、いい映画だっただろうなと思います。

意味分かんない？　見て頂ければ分かるんじゃないかな。
赤ちゃんが映画館内にいないか、確かめてから見てね。